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【危険?】立ち上がり基礎なしでガレージを建てた結果と後悔!コストカットの裏側を徹底解説【20万円コストカット】

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予算の関係上、立ち上がり基礎なしのベタ基礎でガレージを建てました。

立ち上がり基礎をしない事により、20万円の削減が出来ましたが、正直不安も大きかったです。

ガレージを建てたいけれど、予算オーバーなのでもう少し安くしたい…などお悩みの方の問題が解決出来れば嬉しいです。

この記事では20万円分のコストカットをして立ち上がり基礎なしでガレージを建てたデメリットや、立ち上がり基礎のありなしでどう違うのか?を徹底解説していきます!

立ち上がり基礎とは?

「ガレージの立ち上がり基礎」とは、ガレージの建物を地面の湿気や水から守るための「土台の壁」のことです。

立ち上がり基礎の役割

立ち上がり基礎は、ガレージの耐久性と安全性を確保する上で、以下の3つの重要な役割を果たしています。

  1. 水・湿気のバリア(防湿高) 💧
    • ガレージの金属フレームや土台を地面から離すことで、地面からの湿気や、雨が降った際の泥水の跳ね返りが直接フレームに触れるのを防ぎます。これにより、錆びや腐食の進行を大幅に遅らせ、ガレージの寿命を延ばします。
  2. 強風対策(強固な固定) 🛡️
    • 立ち上がり部分のコンクリートの質量と高さがあることで、ガレージのフレームを固定するアンカーボルトが強固に埋め込まれます。これにより、台風などの強風が吹いた際に、ガレージが浮き上がったり、ズレたりするのを防ぎます
  3. 地盤からの害虫侵入防止 🐜
    • 建物と地面の間に物理的な遮断層を作ることで、シロアリやネズミなどの害虫が床下から侵入するのを防ぐ役割も担います。

簡単に言うと、ガレージの床となるコンクリート(土間コンクリート)から一段垂直に立ち上がっているコンクリートの壁の部分を指します。画像赤丸部位がソレ

画像の赤丸部分を見ると、立ち上がり基礎の上にガレージが建っています。

こちらが一般的な建築法かと思います。

立ち上がり基礎がない場合、土間コンクリートの上に直接ガレージが建ちます。

外側↓

内側↓

建築中の土間コンクリートを見るともう少しわかりやすいかもしれません。↓


この土間コンクリートの上に直接ガレージが建ちます。

雨やシャッター側から浸水等あるといけないので、地面より高さを出して土間コンを打ってもらいました。10cmほど地面と離れているでしょうか。

ガレージが建って1年オールシーズン過ごしましたが、現状とくに問題はないかなぁ..関東住みですが、サビや湿気等のトラブルも未だ見られず。
住んでる場所によっては、錆びやすかったり湿気トラブルもあるかもしれません。

懸念していた雨の侵入等は全くありませんが、隙間からとにかく小蟻が入ってくる入ってくる!

ので、内側からシーリング材で隙間を埋めたら解決しました。

立ち上がり基礎があるなしでどう違う?

簡単に比較すると↓

比較項目立ち上がり基礎 あり(標準工法)立ち上がり基礎なし(土間コン全体10cm上げ)
構造の形状GL+30cm〜の段差(立ち上がり壁)がある。GL+10cmで全体が平ら。壁・床に段差なし。
初期費用高い安くなる(20万円ほどコストカット)
浸水・湿気対策◎ 完璧 (30cm以上の高さで水や湿気を完全に遮断)△ 部分的 (10cmの高さで表面の流れ込みは防げるが、標準よりは湿気や泥の跳ね返りの影響を受けやすい)
強風時の固定力◎ 強固 (アンカーボルトが立ち上がりの縦の質量で強力に固定される)✖️ 不十分 (垂直方向の支えがないため、アンカーボルトが引き抜きに弱い)
錆び・腐食低リスク (金属フレームが地面から遠い)中リスク (10cmでは防ぎきれない湿気の影響や、フレームと床の密着部からサビが発生しやすい)
メーカー保証適用される (規定の高さ・構造を満たすため)適用外になる可能性が高い (規定の高さ(30cm前後)と構造を満たさないため)
清掃性◎ 良い (立ち上がりが壁となり、内側にゴミが入り込みにくい)◎ 非常に良い (段差がないため、掃き出しや水洗いでの排水が楽)

GLってなに?と思った方は↓理解してるよーという方は結論までジャンプします。

「GLから30cm以上の立ち上がり」の「GL」は、建築や土木の分野で使われる専門用語です。

G.L. = Ground Level (グランドレベル)

またはGround Line(グランドライン)の略です。

これは、建物を建てる際に基準となる「地面の仕上がり高さ」、つまり工事完了後の「地盤の高さ」を指します。

立ち上がり基礎とGLの関係

「GLから30cm以上の立ち上がり」という規定は、

  1. 地面の高さ(GL)を基準として、
  2. ガレージの基礎の最上部が、そこから垂直に30cm以上高くなければならない

という意味になります。

なぜ30cm以上必要なのか?

この30cmという高さは、建物を湿気や水から守るための「防湿高」として設定されています。

  • 湿気対策: 地面から立ち上げることで、地面からの湿気が直接ガレージの土台や金属フレームに伝わるのを防ぎます。
  • 浸水対策: 大雨が降った際、雨水が地面を流れたり、跳ね返ったりしても、30cmの高さがあればガレージ内部への浸水や、基礎の錆びを防ぐことができます。

つまり、立ち上がり基礎とは、ガレージを「地面の危険(湿気・水・虫など)から守るための台座」の役割を果たしており、その最低限の高さが「GL+30cm」を目安とされているわけです。

結論!立ち上がり基礎は絶対やっておくべき!

立ち上がり基礎は、ガレージの総費用を押し上げる要因の一つですが、上記のような腐食や浸水、構造的な問題を予防するための「保険」であり、ガレージを長期間安全に利用するためには必須の構造と言えます。

「立ち上がり基礎なし」で20万円コストカットしても、この10cmの工夫をすることで、湿気・錆びの最悪のリスクはある程度回避できたが…現状はまだ体感は無いものの、強風などのリスクが高いこと、保証が効かない事に不安はやっぱり残ります。。。

始めの方でも書きましたが、1年経ちますが錆や湿気などのトラブルは無く、台風強風やゲリラ豪雨などもありましたが、トラブルの気配はまだないです。

もっと年数を重ねると現れてくるのかな~と思うと今更ですが怖いですね…

一番のデメリットだと感じたのは、立ち上がり基礎がない分、天井が低くなります。
一応ハイルーフにしたけど結局ノーマルと同じくらいの高さになってしまったかも。

今だったら絶対に、20万円かかっても、立ち上がり基礎有りでやります!!

以上、立ち上がり基礎なしでガレージを建てた結果と後悔!コストカットの裏側を徹底解説でした。この記事で、誰かのお悩みを解決できたら嬉しいです。

ではまた!

ABOUT ME
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なんでも挑戦します!
Z900RSが相棒のバイク初心者ライダー。 自宅ガレージでできる整備・カスタム・ガレージDIYを中心に発信しています。   Z900RS(23)とボンネビルT214に乗っています。
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