【Z900RS】20mmローダウンリンクプレート交換方法|初心者でも出来る作業手順
本記事は僕の実作業をもとにした内容ですが、作業はすべて自己責任でお願いします。
足回り整備は重大事故につながる可能性があります。
不安があるときは無理せずバイクショップへ相談してください。
Z900RSに20mmローダウンリンクプレートに変えてみたので、交換手順を画像を交えて初心者でも安心に作業出来る解説していきます。
また、この作業は二人で行うと安全です。今回は奥さんと一緒に作業しています。
何mmローダウンでも同じ交換方法ですので、20mmローダウン以外の方も参考にしてみてください。
※作業を始める前にこちらの記事の4つの失敗と対策も見ておくと、失敗を防ぎやすいです。
また、ショートサイドスタンドへの交換手順は別の記事にて詳しくまとめてあります。


必要な工具・道具

- メンテナンススタンド(リア)
- 14mmのソケットx2
- 5mmの六角レンチ(外す用)
- 5mmのヘックスビット(締める用)
- エクステンションバー長さ3種類
- トルクレンチ(4Nmと45Nmで締めれる物)
- ラチェットレンチ(緩める用に大きいのがあれば便利です)x2
- パンタグラフジャッキ
- 木の板
- 養生テープ
リンクプレートの交換手順
予習と前準備をしっかりして作業に取り組みましょう!
①作業準備
作業をする前にバイクに傷や事故防止をするために準備をします。
1️⃣サス周りを養生する
今回はサス周りを触るので、傷になりやすい箇所の養生をしましょう。
👉️オススメの養生場所
・サスのスプリング部分
・バックステップ
・周辺のフレーム
養生テープを貼っておくだけで、工具が触れたりしても傷を防止できます。
2️⃣必ず1速に入れておく
今回の作業では、リアタイヤの上にジャッキアップを置きます。
その時にリアタイヤが回ると危険なため、1速に入れておく必要があるので、この時点で入れておきます。
3️⃣リアメンテナンススタンドをかける
メンテナンススタンドをかけて前準備は終わりです。
メンテナンススタンドを使う際に注意すること。なぜ養生テープを貼るのか?はこちらの失敗談も合わせてお読みください。

②リアフェンダーの取り外し
リア周辺に取り付けてるパーツ次第では、リアフェンダーを取り外さなくても行ける場合がありますが、僕は外したほうがやりやすかったので外しました。
⚠首振りソケットを使えば回せますが、正確なトルクをかけられないのが嫌なため、ここは面倒臭がらず外しました。簡単ですしね!




1️⃣画像1~2枚目の赤丸のボルトを5mmの六角で外します。
2️⃣画像3枚目の赤丸のリベットピンの頭中央を押し込み、リアフェンダーを引っ張り外します。
どうなってんだ?はずれないよ!という方に向けて画像で解説!


③リンクプレートのナットを緩めておく

1️⃣赤丸のナットを手で回せるくらい緩めておきます。
ここはエクステンションバーの出番ですが、リア周りのパーツによって届くor届かないがあるので、臨機応変にエクステンションバーの長さを変えていくのがいいと思います。
1番目赤丸→エクステンションバー(25cm)
2番赤丸→エクステンションバーだとリアステップのステーに干渉してしまうため、ソケットのみ
3番目赤丸→エクステンションバー(15cm)
今回は奥さんに協力してもらい、反対側で共回りしないように、もう一つのラチェットと14mmのソケットでボルトを抑えてもらいました。
④ジャッキアップしてサスにかかる力を抜く
1️⃣ジャッキをセットします。
リアタイヤの上にジャッキを起き、その上に木材を噛ませて(傷防止のため)ジャッキアップしていきます。
この時、プラスチック部分に木材をあてると割れそうで怖いので、金属部分にあてがっています。
タイヤが回ってしまうと危険なので、準備段階で必ず1速に入れておいてください。
1速に入れておけばタイヤは回らずロックされます。

2️⃣サスの抵抗が抜けるポイントをジャッキアップで探します。
ジャッキを上げて行くと、サスの抵抗が抜けるポイントがあるので、ゆっくり探りながらジャッキを上げて行きます。(緩めたボルトを動かしながら探る)
⑥リンクプレートの取り外し
1️⃣サスの抵抗が抜けるポイントを見つけたらナット3個とボルト3本を外します。
ポイントが見つかると、緩めたボルトが簡単に動いたり指で回せるようになります。


この赤丸部分のボルトは、抜く途中で水色丸の金具に引っかかり抜けませんが、緑矢印方向に金具を引っ張りながらボルトを力付くで引っ張ると抜けます。(手強いのはここだけ!)
他2箇所は普通に外せます。
この時サスを支える物がなくなりますので、サスが他のパーツにあたらないように、注意してサスを手で支えながらボルトやリンクプレートを取り外ししましょう。
この時、僕はサスの下にウエスを引いて傷つかないように対応しました。
スプリング部分が他パーツと当たると簡単に塗装剥げます(泣)

⑦新しいリンクプレート取り付け

1️⃣車体右側(ボルト側)のリンクプレートから取り付けします。
①と②の順番はどちらからでも良いと思いますが、僕はボルトが出し入れしずらい①から順番に取り付けしました。③は一番最後です。
2️⃣反対側のリンクプレートをつけて仮止めします。
①と②のボルトで右側のリンクプレートを固定したら、反対側のリンクプレートを①と②のボルトに通し、ナットを指で軽く締めて仮止めしておきます。
3️⃣最後に③の穴に、ジャッキを微調整をしながらボルトを通します。
今の段階だと、サスの穴とローダウンリンクプレート③の穴が重ならないため、ボルトを通す事が出来ません。
なので、ジャッキをゆっくり下ろしながらサスとリンクプレート③の穴が合う場所を探し、ボルトを通します。
4️⃣裏側からナットを締めます。
3本のボルトが通って、新しいリンクプレートが両側ついた状態になりました。
ここでナットを仮締めします。
本締めが45Nmなので、僕は20Nmで仮締めしました。
僕はジャッキを下ろす前に本締めをしてしまったのですが、簡単にやり直す方法があります。
また、なぜジャッキアップ中に本締めしてはダメなのかなど、こちらの記事にて紹介しています。

⑧ジャッキを下ろして本締めする(45Nm)
1️⃣ジャッキと、メンテナンススタンドを下ろしてナット側を本締めしていきます。
ボルト側で回すとリンクプレートの塗装などが剥げる原因となります。ボルト側は共回り防止に支えるだけで、必ずナット側で45Nmで締めます。
YouTubeの作業動画を見ると、リアメンテナンススタンドでタイヤを浮かせた状態のまま本締めしているケースがほとんどです。正直、僕もずっとそのやり方で作業してました。
ただ、リンクプレートの説明書やサービスマニュアルを読むと
「リアタイヤが接地した状態で本締め」
と明記されています。これは走行時に近い1Gがかかった姿勢で、部品の座りを決めてほしいという意味なのかなと思います。(足回りは基本この考え方だと教えていただきました)
もちろん、リアメンテナンススタンドで締めても大きな問題が出る可能性は低いはずです。ただ、よりサービスマニュアルや説明書、セオリー通りに仕上げるなら、リアタイヤを接地させた状態での本締めのが安心だと感じました。
僕なりのおすすめはこんなイメージです。
・リアタイヤが浮くスタンドしかない人 → サイドスタンドで本締め
・接地したまま直立にできる人 → その状態で本締め
・最適 → フロントホイールクランプ+リア接地(直立)
サイドスタンドは傾きがあるので厳密な1Gとは言えませんが、リアが完全に浮いている状態よりは“実使用に近い座り”を作りやすいと思います。
ちなみに僕は今後足回りのメンテもしていくと思うので、このためにフロントホイールクランプ買いました(泣)
⑨リアフェンダーを戻して終了!
最後に、リアフェンダーをもとに戻します。
締め付けトルクは4Nmで元に戻して、リベットピンを挿して終了です。
最後に
作業自体はそれほど難しくはないのですが、ジャッキを使ったり、走行の要となるパーツの交換は神経を使いました。冒頭でも書きましたが、2人でやったほうが安全安心なので出来れば2人以上で作業しましょう。
下の記事では、リンクプレート交換にあたって失敗したポイントと対策を記事にしています。
「これから作業するぞ!」
「サイドスタンド周りも先に予習しておこうかな~」
という方は、あわせて読んでみてください!
👇️次に読む(目的別)



それではこれからリンクプレート交換する方の参考になれば嬉しいです!ではまた!

