【Z900RS】AELLAリンクロッド車高調整のやり方|目印なしでも正確に寸法を合わせる方法
本記事は僕の実作業をもとにした内容ですが、作業はすべて自己責任でお願いします。
足回り整備は重大事故につながる可能性があります。
不安があるときは無理せずバイクショップへ相談してください。
今回は好きなリンクプレートでローダウンしたい!と思い、
Z900RSの「AELLA車高調整リンクロッドセットEVO」を購入して取り付けしました。
+20mmUP~-20mmDownまで調整可能です。
調整方法は、左右のベアリング部のセンターからセンターの長さで車高が変わるという物。
コンマ単位ですら気にしてしまう僕にとって、購入前から簡単に測れるのか不安しかなかったのですが、
「説明書になんとか簡単に出来る説明書いてあるやろ!」
と思いポチ。届いて開けてみれば書いていません。
結論から言うと、ノギス1個あれば簡単に正確な数値が計算で出せるので今回ご紹介します!
結論|センター間は「測る場所を決めて」ノギス+計算でピッタリ出せます

センター間を測るのに、説明書を読んでも、「定規でなんとなく測るしかないか・・・?」
としか思い浮かばないくらい、ざっくりとしか書いてなかったのですが、まず無理です。
目印つける作戦も無理。
なんとか無い頭で考えてみた👇️
- 直接センター間を測らなくていい
- 必要な物はノギス1本でOK
- 計算で正確な数値が出せる
- コンマ単位で合わせられる
やり方はノギス一本あれば超簡単で、デジタルノギスがおすすめです。
(僕は傷つくのが嫌なのでアストロのプラスチック製デジタルノギスを使ってます。2000円くらい)
まずはAELLA車高調整リンクロッドEVOの構造を理解する!

- 両端はロッドエンド(ベアリング)で、ここが取付部
- 中央のシャフトは片側が正ネジ、もう片側が逆ネジ(溝がある方)
- シャフトを回すだけで、左右が同時に動き全長が伸び縮みする(これで車高調整)
- ロックナットは調整後に寸法を固定するためのもの
- 車高調整はロッドエンド中心〜中心(センター間寸法)で管理する
ノギスで測る基準になる場所はここ!
まずおさらいで👇️
ロッドエンドのセンターとセンター間の距離で車高調整する。
センター間が👇️
- 1mm長くなる=車高が約2mm下がる
- 1mm短くなる=車高が約2mm上がる
安全上必ず133~150mmの間で調整する。
- 140mm : ノーマル
- 133mm : おおよそ車高+20mm
- 150mm : おおよそ車高-20mm
僕は今回ローダウン目的なので-20mmする方法で説明しますが、理論的に、±いくつでもやり方は同じなので安心してください!

まずロッドエンドの内径を測ると、ここは24mmという事がわかりました。
これを頭に入れておきます。

次に、ロッドエンドの内側から内側を測ります。
この、内側~内側mm+12mm+12mm=答え(センター間の数値)になります。
ん!?なんでそうなる?という方に向けて解説します。
センター間寸法を計算で出す方法(式あり)
今回僕がやったのは、センター間を直接測るのではなく、
リンクエンドの内側~内側の距離をノギスで測り、そこから計算でセンター間を出す方法です。
AELLAリンクロッドのロッドエンド内径は24mmなので、
内側からセンターまでは左右ともに12mm。
例えば、
内側~内側が126mmだった場合は
126mm + 12mm + 12mm =150mm
つまり
リンクエンド内側~内側(126mm)+リンクエンド内径の半分(12mm)+リンクエンド内径の半分(12mm)=センター間の距離150mm
💡クリックすると、その部位の画像に飛びます!(わからなくなった時用)
となり、センター間150mmに調整できていることが分かります。
コンマ単位まで正確に合わせたい場合でも、この方法なら再現性が高いです。
設定したいセンター間の長さ-24して、ロッドエンド内側~内側を、その数字に合わせればOKです。※(センター間を150mmにしたい場合、150mmー24mm=ノギスで126mmに合わせる)
±20mm/ノーマル車高を作るときの目安(早見表)
| 車高 | ロッドエンド内側~内側 | センター間の長さ |
| -20mm | 126mm | 150mm |
| +20mm | 109mm | 133mm |
| 純正車高 | 116mm | 140mm |
実際にやってみる|AELLAリンクロッドの車高調整手順
① ロックナットを緩める(左右とも)

一番緩めると画像のように、ロックナットが中央に寄った状態になります。
指で軽くしまる程度まで左右のロックナットを中央に寄せます。
平らな所に置いてナットだけ動かして作業するとやりやすいです。
② 調整用ナットを回して長さを調整する
⚠️説明書の注意書きにもあるように必ず左右の突き出し量は同一にします。
左右のロックナットが軽く締まっていれば、真ん中にある調整用ナットを回すと、
左右のロックナットはそのまま動かずに、リンクロッドが左右均等に伸び縮みします。
僕はこの段階で、ノギスをロッドエンドの内側と内側に当てておき、
長さを確認しながら調整用ナットを回して調整してました。
また、数字ぴったりに合わせてしまうと、本締めする時に長くなる方に少しズレてしまうので注意が必要です。
例👇️
僕は-20mmダウンさせたいので、126mmにしたい。
けど本締めすると少し伸びるので、少しだけ短めに設定する。
125.7mmで仮止めしといて、本締めすると126.2mmみたいな感じです。
ここは0.5くらい短めにしておくと良いですが、本締めでの締め付ける力にもよるので微調整が必要です。
③ ロックナットで左右仮止めする
ここで、調整用ナットを抑えつつ、片側づつロックナットを回して行きます。
調整用ナットが回ってしまうと長さが変わってしまうため注意しながら回しましょう。
④ 本締めする
調整用ナットを19mmのスパナで抑えつつ、22mmのスパナで片方づつロックナットを締めるのですが、ここの調整が個人的には一番難しいかも。

ロックナットを本締めすると、矢印方向にロッドエンドが回って傾きます。
なので、本締めした方のロッドエンドが少し回って平行じゃなくなります。

雑ですが、絵に書くとこんな感じで、ねじれた状態になります。
なので、片方を本締めしたら、
もう片方は平行になるように、平らな場所に置いて確認しながら微調整して本締めします。

平行になれば調整終了です。
車高を変えたら必ず確認したいポイント
サイドスタンドの傾き
車高調整してローダウンをした場合、純正のサイドスタンドだと傾きが足りずに、
直立気味になってしまうと、駐車中にバイクが転倒するリスクがあるためショートサイドスタンドに交換することをおすすめします。
ショートサイドスタンドについての関連記事はこちら👇️


リンクロッドのゆるみ

水性ペンでロックナットとロッドエンドに線を引いておきます。
緩んでいたらこのマーカー線がズレるのですぐわかります。走行後はここを見て緩んでないか確認しましょう。
パーツクリーナーやシリコンオフで簡単に消せるのでおすすめです。
まとめ!AELLAリンクロッドは“測り方が分かれば”難しくない
- センター間は直接測らなくてOK
- 目印がなくても問題なし
- ノギス+計算で正確な調整
- コンマ単位で合わせたい人向けの方法
AELLAリンクロッドの車高調整は、説明書だけ見ると少し分かりづらいですが、
測る場所を決めてノギスと計算で考えれば、センター間寸法はきちんと再現できます。
目印がなくて不安だった方も、この記事のやり方なら問題なく簡単に調整できると思います。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!
ではまた!

