【Z900RS】オイル交換を徹底解説|オイル量から必要なものまで

Z900RSのオイル交換は、手順さえ分かれば自分でも作業しやすいメンテナンスです。
この記事では、Z900RSのオイル交換手順を写真付きで解説しながら、オイル量や点検窓での確認方法、必要なものまで徹底解説します。
まずは、作業前に確認しておきたいオイル量や締め付けトルクを、早見表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オイル量 / オイル交換のみ | 3.3L |
| オイル量 / オイルフィルター交換込み | 3.8L |
| ドレンボルト締め付けトルク | 29Nm |
| オイルフィルター締め付けトルク | 17Nm |
| オイル交換頻度 | 6,000kmごと、または1年ごとが目安 |

オイル量については、古いオイルが完全に抜けきらない場合もあります。
規定量を基準にしつつも、点検窓で確認しながら少しずつオイルを足していくのが確実です。
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Z900RSのオイル交換手順
作業しながらこの記事を確認できるように、作業開始から終了までをタイムライン形式で、写真と解説を入れてまとめました。
作業工程を3段階に分けて解説しているので、必要な工程から確認してみてください。
まずは作業に必要なものリストを載せておきます。
作業前に準備するもの
オイル交換を始める前に、最低限以下のものを準備しておくと作業がスムーズです。

オイル交換に必要な物の選び方については、後半記事のこちらで詳しく紹介しています。
| 準備するもの | 今回使用したもの |
|---|---|
| エンジンオイル4L ・新しく入れるオイル |
kawasaki純正オイル 冴速 10w-40 |
| オイルフィルター ・フィルター交換する場合に必要 |
デイトナ スーパー オイルフィルター |
| ドレンワッシャー ・ドレンボルト取り付け時に新品へ交換 |
ドレンワッシャー(純正同サイズ) |
| 廃油処理箱 ・抜いたオイルを処理 |
エーモン ポイパック4.5L用 |
| ラチェットハンドル ・ソケットやフィルターレンチを回すために使用 |
SK11 ロングスピンナーハンドル |
| トルクレンチ ・規定トルクで締め付け |
SK11 デジタルトルクレンチ |
| 17mmソケット ・ドレンボルト脱着 |
TONE ソケット(6角) |
| フィルターレンチ64mm・14面 ・オイルフィルター脱着 |
デイトナ フィルターレンチ 14面 64mm |
| パーツクリーナー ・パーツ洗浄に |
KURE(呉工業) パーツクリーナー |
| ウエス ・汚れの拭き取りに |
Amazonベーシック マイクロファイバー |
| ニトリル手袋 ・オイル汚れ防止 |
耐油ニトリルグローブ50枚入り |
| シリコン漏斗 ・オイル注入時こぼれを防ぐ |
デイトナ 折り畳みシリコン漏斗 |
この記事ではSK11のデジタルトルクレンチを使用していますが、初めて購入するならプリセット型もおすすめです。
僕自身、オイル交換だけでなく、今後もさまざまな整備やカスタムに挑戦したいと思い、1Nm~230Nmまで幅広いトルクに対応できるDURAXIONのトルクレンチ3本セットを購入しました。
実際の使い心地や3本の使い分けについては、DURAXIONトルクレンチ3本セットのレビュー記事で詳しく紹介しています。

初めてオイル交換する、または不慣れな方で、買い間違えや買い忘れを避けたい方は、
- オイル
- オイルフィルター
- ドレンワッシャー
- ポイパック
がセットになったZ900RS用オイル交換セットもあるのでオススメです。
【下準備編】暖気して古いオイルを抜く

5分ほど暖気して、オイルを温めて抜きやすくします。
ポイパックの壁際に当たると跳ねるので、ポイパック中央にオイルが来るように調整します。

ドレンボルトを外します。
ポイパックの中に、ドレンボルトを落とさないように外せるとベストです。
ドレンボルトはポイパックの中に埋もれると、探すのが結構大変です。
落ちた場合は早めに救出したほうが良いですが、オイルは熱いので火傷には注意してください。
オイルフィルターの交換をしない方は15分ほどオイルが抜けるのを待って、こちらの工程へ→ドレンボルトを締める まで飛びます

オイルフィルターを取り外すと真下にオイルが垂れるので、ポイパックの位置を調整しなおします。
64mm(14面)のフィルターレンチを使って、オイルフィルターを外します。

外すと残りのオイルが排出されるので15分ほど放置します。

その間にドレンボルトをパーツクリーナーで綺麗にしておきます。
オイルの排出が終わったら、作業した周辺のパーツを洗浄します。
ドレンボルトはパーツクリーナーで洗浄し、ドレンボルト取り付け部・オイルフィルター取り付け部はウエスで軽く拭きます。
※フィルターレンチからフィルターが外れなくなる事がありますが、、ラチェットの回転を逆方向に軽く回すと簡単に外れます。
【取り付け編】オイルフィルターとドレンボルト取り付け
新しいオイルフィルターのゴムパッキンに、排出したオイルを薄く塗ります。
オイルを塗る理由は、密閉性を上げるためです。
指で撫でる程度に薄く塗れば大丈夫です。ベタベタ塗る必要なし。グリスはダメです。抜いたオイルでOK

オイルフィルターを手で締めれる所まで締めてから、トルクレンチで規定トルクの17Nmで締めます。

これでオイルフィルターの交換は完了です。
※オイルフィルターの交換は、2回に1度交換を推奨されていますが、そこまで値段もしないため、僕は毎回交換しています。

新しいドレンワッシャーをドレンボルトに通して、トルクレンチで規定トルクの29Nmで締めます。
※ドレンワッシャーは使い捨てです。再使用せず、必ず新品のワッシャーに交換します。
よく見ると、ワッシャーには表と裏があります。
角が立ってる方がオイルパン側、角が丸い方がボルト頭側に来るように取り付けます。
【オイル注入・確認編】新しいオイルを入れて点検窓で確認する
硬い場合はラジオペンチで、傷がつかないようにウエスを挟んでキャップを回します。
オイルフィラーキャップも軽くウエスで拭いておきましょう。

サービスマニュアルに記載されてる量はこちら。
| オイル交換のみ | オイル交換+オイルフィルター交換 |
|---|---|
| 3.3L | 3.8L |
入れすぎ防止と、後で点検窓で確認しながらオイルを入れるため、この段階では規定量入れずに3Lのみ注油します。
今回はkawasaki 冴速 10W-40を使用します。

3L以上入れても問題ありませんが、3L以降は測らないと入れすぎてしまう可能性があります。
僕は測るのが面倒なので、測らなくて良い3L(3缶)で止めています。
入れ終わったら、オイルフィラーキャップを締めます。
僕はオイルを入れる時にデイトナの折り畳みシリコン漏斗を使っています。
普通の漏斗と違って、好みの角度に変形調整出来るため、様々な注油シーンで活躍します。
エンジンオイルを注油しやすくなり、オイルこぼれを防ぐので車体を汚さずにオイル交換できるため重宝しています。
1分ほど暖気して、新しいオイルを循環させます。
エンジンを止めて5分~10分ほど時間をおいて、循環させたオイルがオイルパンに落ちるのを待ちます。
※3Lしか入っていない今の段階では、点検窓を確認してもほぼ入ってないように見えますが正常です。

ここから点検窓でオイル量を確認しながら、少量ずつオイルを足していきます。

点検窓でオイル量を確認するときのポイント!
サイドスタンドで傾いた状態ではなく、必ず車体を垂直に立てた状態で確認してください。

点検窓でオイルが2/5くらいになってきたら、慎重に少量ずつ追加します。

点検窓でオイルが見えるようになると、少量のオイルを足しただけでも、オイルの位置が上がりやすくなります。
点検窓で、半分から少し上くらいの量になったら、オイルフィラーキャップを手締めして、オイル交換は完了です。
オイル量を確認する際に、メンテナンススタンドを持っていなくても、一人でもバイクを垂直に立ててスマホで確認する方法があります。
次の見出しで解説しています。
メンテナンススタンドなしで点検窓のオイル量を確認する方法
メンテナンススタンドを持っていれば、点検窓を確認するのは簡単です。

メンテナンススタンドが無い場合は、スマホで動画を撮って確認する方法があります。
スマホで確認する方法は、点検窓あたりが映るようにスマホをセットして、跨がってバイクを起こすだけで簡単に確認が出来ます。
このように、スマホを使って確認する事が可能です。

ですが、確認→オイル継ぎ足し→確認→オイル継ぎ足しだと、ちょっと大変です。
オイル量の確認やオイル継ぎ足しの微調整は、リアスタンドやホイールクランプがあると、1人でバイクを垂直に立てられるので便利です。
リアスタンドやホイールクランプについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
僕が使用しているリアスタンドと受けはこちら。
Z900RSのオイル量は点検窓で確認しながら調整する
オイル交換時のオイル規定量は、サービスマニュアルでこのように決まっています。
| オイル交換のみ | オイルフィルター込みオイル交換 |
|---|---|
| 3.3L | 3.8L |
ですが、新しいオイルを注入した後は、点検窓で確認しながらオイルを足していくのが確実です。
僕はオイル交換する時は、フィルター交換も一緒にするので、毎回規定量の3.8L入れてました。
点検の時に、カワサキプラザのメカニックさんに見てもらって、アドバイスを貰いました。

エンジンオイル入れすぎかもしれないです・・・

毎回きっちり3.8L測ってるんだけどなぁ・・・

オイルは完全には抜けきらないため、規定量をきっちり入れると入れすぎになる可能性があります。
規定量を基準にしつつも、点検窓を見ながらアッパーとロウの真ん中くらいまでオイルを足していくのがベストです。

毎回、規定量を測ってオイルを入れてましたが、実際は規定量を超えてオイルが入ってしまっていました。
カワサキプラザのメカニックさんからアドバイスを貰ってからは、

絶対に規定量の3.8L入れる!!
というのをやめて、3L以降(4缶目)は、点検窓を見ながら、少量づつオイルを注入しています。
オイル量を確認する正しいタイミング
まずは3L入れます。
新しく入れたオイルをエンジン内部に循環させます。
エンジン停止直後はオイルがエンジン内部に残っているため、すぐに点検窓を確認するとオイル量が少なく見えます。
5分~10分ほど待ってオイルがオイルパンに落ちてから点検窓でオイル量を確認します。
オイル量は、必ず車体を垂直に立てた状態で確認します。
点検窓を見ながら、足りない分のオイルを追加します。
5分~10分と幅がある理由は、オイル粘度やエンジン温度によってオイルが落ちる時間に差があるためです。

僕は出来るだけ正確に測りたいため、エンジンを止めてから10分は放置しています。
エンジンオイルを入れすぎるとどうなる?

エンジンオイルは少なすぎても問題ですが、入れすぎても良くありません。

多めに入れておけば安心と思いがちですが、オイルが多すぎるとエンジンの中で、余分なオイルが邪魔をしてしまうことがあります。
その結果、エンジンの動きが重くなったり、オイルが泡立って本来の働きをしにくくなることがあります。
また、入れすぎたオイルが原因で、マフラーから白煙が出ることもあります。

僕も以前、オイルを多めに入れていた時期に白煙が出たことがありました。
それからは、規定量を一気に入れるのではなく、3L入れたあとに点検窓を見ながら少しずつ足すようにしています。
初心者の方は、規定量を一気に入れるより、点検窓を見ながら少しずつ足すやり方をおすすめします。
Z900RSのオイル交換の頻度

サービスマニュアルでは約6000km毎、または1年ごととされています。
ですが、短距離走行や街乗りが多い場合は、オイルの劣化が早くなるためもう少し早めの交換が理想です。

早めに交換するのに越したことはないので、僕は3000キロまたは、3~4ヶ月ごとに交換しています。
僕の場合は次のサイクルで交換しています。
走行環境や乗り方によってオイルの劣化スピードは変わるため、距離だけでなく期間も目安に交換するのがおすすめです。
Z900RSのオイル交換に必要な物の選び方
ここでは、オイル交換に必要な物や工具の選び方について解説しています。
オイル交換に必要な物の選び方
| 必要なもの | おすすめ① | おすすめ② |
|---|---|---|
| エンジンオイル | 性能重視 kawasaki 冴速 10W-40 |
コスパ重視 kawasaki R4 10W-40 |
| オイルフィルター | 純正品 純正オイルフィルタ-品番16097-0008 |
社外品 DAYTONAオイルフィルター67927 |
| ドレンワッシャー | 純正品 純正アルミワッシャー品番92065-097 |
コスパ重視 アルミ ドレンパッキン 10個入 オイル交換用(純正同サイズ) |
| 廃油処理箱 | ポイパック 4L以上 | ホームセンター品でもOK |

廃油処理箱は、ネットだと送料やまとめ売りで割高になりやすいため、ホームセンターで購入するのがおすすめです。
1個400円前後で購入できます。
エンジンオイルの選び方
街乗り・ツーリング中心なら10W-40が選びやすく、オイルの性能を重視するなら、全合成油のkawasaki 冴速 10W-40がおすすめです。
また、価格を抑えたい場合は、部分化学合成油のkawasaki R4 10W-40がおすすめです。

僕はずっと、オイルの色が緑でカワサキっぽくて好きなのと、全合成油という理由で、kawasaki 冴速 10W-40を愛用しています。
オイルフィルターの選び方
オイルフィルターは、どちらも使用したことがありますが、違いが全くわかりませんでした。
ドレンワッシャーの選び方
純正のドレンワッシャーのサイズが【内径12mm x 外径22mm x 厚み2mm】でドレンボルトを締めこんだときに潰れて密着するアルミ製になります。
| kawasakiオンライン | Amazon | |
|---|---|---|
| 純正アルミワッシャー品番92065-097 | 1個/99円+送料 | 1個500円 |
| アルミ ドレンパッキン 10個入 オイル交換用(純正同サイズ) | 10個500円 |
※どちらも2026/9/24の時点の価格です。

こう見ると純正品は割高感があります。
僕は自分でオイル交換をすることが多いため、10個入り500円のドレンワッシャーを使用しています。
初めてや不慣れならオイル交換セットも便利
これからオイル交換に挑戦する方や、まだ作業に慣れていない方は、必要な物を揃えるだけでも意外と大変に感じると思います。

どれを買えばいいか迷ってしまうし、買い忘れや買い間違いも不安だよね…

わかるわかる。なので僕も最初の頃は、オイル交換セットを購入していました。
部品サイズやオイルの規格等を細かく考えずに購入できたので、とても重宝していました。
オイル交換セットに入ってる内容はこちらです。
| セット内容 | フィルター交換あり | フィルター交換なし |
|---|---|---|
| エンジンオイル | 4本(1L×4本) | 3本(1L×3本) |
| 純正オイルフィルター | ○ | ― |
| 純正ドレンワッシャー | ○ | ○ |
| ポイパック(廃油処理箱) | ○ | ○ |
オイル交換に必要なアイテムは全て揃っているので、買い間違いを防ぎやすいのも安心です。
kawasaki 冴速 10w-40のオイル交換セット

オイルの性能を重視するなら、全合成油のkawasaki 冴速オイル交換セットがおすすめです。
オイルフィルターを交換しない場合の、オイル3本セットはこちら
kawasaki R4 10w-40のオイル交換セット

価格を抑えて、コスパ重視(部分合成油)のオイル交換セットはこちら。
オイル選びについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。
まとめ
今回は、Z900RSのオイル交換方法について、オイル量や交換頻度、必要なもの、作業手順、点検窓での確認方法まで解説しました。
Z900RSのオイル交換自体は、そこまで難しい作業ではありませんが、初めてだと迷いやすいポイントも多いです。
実際に作業してみると、最初から規定量を一気に入れるより、まず3Lほど入れてから点検窓を確認し、少しずつ調整していく方が失敗しにくいと感じました。

オイル量は規定量を目安にしつつ、最後は車体を垂直にした状態で、点検窓を確認しながら調整するのがおすすめです。
これからZ900RSのオイル交換に挑戦する方は、必要なものを事前に準備して、この記事のオイル交換の手順を見ながら作業してみてください。
この記事が少しでも参考になればうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
オイル選びについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。
・オイル粘度についてはこちら👇️

・全合成油と部分合成油の違いについてはこちら👇️

・Z900RSに適合するエンジンオイルまとめはこちら👇️








