【Z900RS】クラッチワイヤー交換方法|調整・タイコ脱着を解説(動画あり)

今回は、Z900RSのクラッチワイヤー交換を、ケーブルの取り回しが簡単に出来る方法でやってみました。

元のクラッチワイヤーと新しいクラッチワイヤーをテープで繋いで、引き抜きながら入れ替える方法をやってみました。
とても簡単で、ワイヤー交換が初めてでもスムーズに出来たので紹介します。
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作業に必要なもの
| 準備するもの | 今回使用した商品 |
|---|---|
| クラッチワイヤー(車両仕様に合った長さ) ・交換に使う新品のもの |
・Woodstock 80mmショートクラッチワイヤー ・HURRICANE 50mmショートクラッチケーブル |
| ★薄口10mmソケット ・ピポットボルト脱着 |
KINGTONY 極薄10mmソケット |
| 六角レンチ5mm(必要であれば) ・ミラーステーを緩めるのに使用 |
KTC L型六角レンチセット |
| エクステンションバー(必要であれば) ・ピポットボルトのアクセスに |
SK11 エクステンションバー |
| ラジオペンチ(必要であれば) ・固着した調整用のロックナットを緩めるのに使用 |
高儀 万能ラジオペンチ |
| デジタルノギス ・レバーの遊び確認と調整に(デジタルのほうが見やすい) |
アストロ デジタルノギス |
| シリコングリス ・レバー部分のグリスアップに |
デイトナ シリコングリス |
| リチウムグリス ・タイコのグリスアップに |
デイトナ 万能グリス |
| ワイヤーオイル ・新品のワイヤーに注油 |
デイトナ ワイヤーオイル |
| パーツクリーナー ・パーツ洗浄に |
KURE(呉工業) パーツクリーナー |
| ウエス ・汚れの拭き取りに |
Amazonベーシック マイクロファイバー |
| ニトリル手袋 ・グリス汚れ防止 |
耐油ニトリルグローブ50枚入り |
僕はセパハン化に合わせてWoodstock 80mmショートクラッチワイヤーを使用していましたが、左にフルロックした状態だと遊びが少なくなってしまいました。
原因はハンドルの絞り角や垂れ角、レバーホルダーの角度などでした。
現在は、HURRICANEから出ているショートクラッチケーブル(こちらは50mmショート)を使用しています。

「50mmショート」「80mmショート」は、純正クラッチワイヤーに対して短く設定された長さを表します。
セパハン化でハンドル位置が低く・近くなると、余ったワイヤーを減らすために短いものを使います。
新品ワイヤーにあらかじめ注油しておく

新品のクラッチワイヤーを取り付けする前に、ワイヤーオイルを注油しておくと作業が楽になります。
僕は今回、デイトナのワイヤーオイルを使用しました。

デイトナのワイヤーオイルは、極細ノズルなので直接ライナーの中に注油できます。

一気に注油すると、入り口であふれてしまうため少しづつ注油します。
ワイヤー全体にオイルを浸透させるイメージで、念のため途中でワイヤーをしごきます。
反対側から注油したオイルが出てくるので、何回かしごいて完了です。
今回使用したデイトナのワイヤーオイルは、洗浄と注油を同時に出来る優れ者です。
クラッチワイヤー内部に残った汚れを落としながら潤滑できるため、新品交換後の定期的なメンテナンスにも使えます。
クラッチの動きが重く感じてきたときや、ワイヤーの動きを少しでも良い状態に保ちたいときに1本持っておくと便利です。

クラッチワイヤーの交換手順
クラッチワイヤーの交換手順をタイムラインにしてみました。

各STEPの基本的な手順を知りたい場合は、リンク先にて詳しく解説しています。
レバーを外します。
レバーの外す手順がわからない場合は、下の記事にて動画つきで詳しく解説しています。
クラッチワイヤーのエンジン側のタイコを外します。
外し方がわからない方は下記のリンク先で、動画つきで詳しく解説しています。
新しい方のクラッチワイヤーのレバー側を、古いクラッチワイヤーのエンジン側とテープ等で外れないように固定します。
クラッチレバー側から古いワイヤーを引っ張っていきます。

傷防止のため、ワイヤーの通り道は養生しておきました!
曲がってる金具が通るか不安かもしれませんが、普通に通りました。引っかかった場合は、下側から押しながら上側から引っ張るなどします。
これでワイヤーの入れ替え完了です。
クラッチカバーにワイヤーを通し、ボルトを調整用ナットで軽く仮止めする
エンジン側のタイコに薄くリチウムグリスを塗って、レリーズレバーにタイコを装着します。

この時、クラッチワイヤーにねじれがないかをレバー側に出たワイヤーを見て確認します。

タイコにリチウムグリスを塗ってレバーに装着してワイヤーを通し、レバーを元に戻します。
エンジン・レバー側の両方の遊び調整に関してはこちらの見出しで動画つきで詳しく解説しています。
実際にクラッチが正常に切れるか・滑っていないか確認します。
走行しながらレバー側のアジャスターで好みの位置に仕上げの微調整をして、好みの位置が出たら作業完了です。
エンジン側のタイコ脱着について解説(動画あり)
エンジン側のタイコの脱着が少し手こずりましたので共有。
その理由を図解してみました。
ネジ山を右側に長くすると、ワイヤーがスリーブ外に出る部分が増えるため、ワイヤー先端を少し動かしやすくなります。
その結果、タイコに角度をつけやすくなり、脱着しやすくなります。
タイコを溝に引っ掛けてもレリーズレバーの内側が邪魔をして、これ以上タイコが動けないため、レリーズレバーを青矢印方向に押しながらやると、装着しやすいです。
文章だとなかなか説明しづらいため、脱着時の手元動画を撮ってみました。
外してる動画と、装着してる動画です。1つの動画の中で3~4回脱着しています。
クラッチワイヤー遊び調整(エンジン側・レバー側)
クラッチワイヤー交換時には、エンジン側の遊びも調整する必要があります。
大前提として、メインはエンジン側で調整し、微調整をクラッチレバー側で遊び調整をします。
調整ネジの隙間が5~6mmになるように調整します。
5〜6mmにしておくと調整ネジがほぼ中間付近になるため、遊びを増やす方向・減らす方向のどちらにも同じくらい調整できます。
調整が終わったら軽くロックナットを締めておきます。
レバー側の遊びが2~3mmになるようにエンジン側を調整します。(ちなみに僕のZは、エンジン側は大体このくらいでした)
エンジン側を調整したら、ノギスでレバー側の遊びを測るの繰り返しです。
レバー側の遊びが2~3mmになったら、エンジン側の調整用ナットを締めます。
これでエンジン側は調整完了です。
レバー側の遊びを測る場所はここで解説
エンジン側で調整用ナットを締め込んだ時に、微妙にレバー側の遊びが変わります。
なので、レバー側の調整ネジで微調整して、2~3mmに収まれば遊び調整完了です。

ハンドルを左右にフルロックした状態でも、遊びがあるか確認しましょう。
クラッチレバー側の遊びはここで測る
クラッチレバーの遊びは、この隙間を測ります。
レバーを軽く押さえながらノギスで測定します。
ノギスを斜めに当てると実際より幅が広く測定されやすいため、できるだけ真っ直ぐ当てるのがポイントです。
また、デジタルノギスを一本持っておくと、クラッチワイヤーの遊びの他にもボルトやカラー径だったり、整備する上で役に立つことが多いのでおすすめです。

デジタルノギスの使い方や、バイク整備で役立つ場面はこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はZ900RSのクラッチワイヤーを、元のワイヤーと新しいワイヤーをテープでつないで引き抜く方法で交換しました。

この方法なら取り回しで迷いにくく、スムーズに交換できました。
エンジン側のタイコ脱着は少しコツがいりますが、ポイントを押さえればそこまで難しくありません。
最後はレバーの遊びを確認し、クラッチが正常に切れるかどうかもチェックして完了です。

使用したクラッチワイヤーや工具は、作業に必要なものにまとめています。
この記事が、Z900RSのクラッチワイヤー交換を考えている方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。









